「私のお墓に、みんながどういう文句を書くかわかる? 彼女はきびしい生きかたをしてきた、って」・・・・ベット・ディヴィス。
「つらい生きかた」と訳してもいいと思ったが、あえてこう訳してみた。そのほうが、ベテイ・ディヴィスらしい気がして。
たいして美人ではないが、育ちがよくて、教養があって、それだけに権高で気のつよい女性を演じたら、まずは最高の女優だった。当時、ウ-マンリヴなどという言葉もなかった時代に、女性の権利を一身に体現したようなところがあった。「化石の森」、「小麦は緑」のベテイ・ディヴィスなら今でも見直してみたい。
あまり好きな女優さんではなかったが、「イヴの総て」が代表作のひとつ。
ベテイ・ディヴィスが生きていて、現在では彼女の代表作「イヴの総て」が、まるっきりの端役で出ていたマリリン・モンロ-の映画として見られていると知ったら、どんな顔をするだろうか。
今日4月5日は、ベティ・デイヴィスの誕生日。