237

ヴァレリ-のことば。

自分をいつも単一だと信じている複雑な存在 A が・・・・
自分を単一だと信じ、A にとっても単一にみえる複雑な存在 B を相手にする。

ヴァレリ-は、その例として、友情や、恋愛をあげていた。
国際関係だっておなじことだろう。
これをパラフレ-ズして考える。
自分をいつもユニ一クだと信じているシンプルな批評家が、自分をユニ-クだと信じているシンプルな作家を相手にする。あるいは、その逆。
おもしろい。と同時に、退屈な風景。