1841 (2020年4~5月の記録)

 

20年4月4日。

この1~2週間に公開されていた映画を記録しておく。「パラサイト 半地下の家族」(12週目)、「犬鳴村」(8週目)、「スマホを落としただけなのに」(6週目)、「ミッドサマー」(6週目)、「仮面病棟」(4週目)、このほか4週目に入ったばかりの「一度死んでみた」、「ハーレクィンの華麗なる家族」、「弥生、3月」、「サイコパス 2」など。このほか、スーダン映画、「ようこそ、革命シネマへ」、「白い暴動」(イギリス映画)、「囚われた国家」(ロバート・ワイヤット監督/アメリカ映画)など。残念ながら、これらの映画を1本も見ていない。せっかく公開されながら、こうした映画の大多数は、誰にも見られないままオクライリになってしまう。これらの映画が再上映されるかどうか。おそらく、その可能性は低いだろう。コロナ・ウィルスが収束しても、そのときはもう誰の記憶にも残っていないだろう。

こうした状況においては、どんなにいい映画であっても、たちまち忘れられるだろう。これらの映画が日本で公開されていたことも、その映画に出ていた俳優、女優たちも、恐らく話題になることはない。だからこそ、私はせめてタイトルだけでも記録しておきたいと思う。

これらの映画の製作に当たった監督、制作スタッフ、出演者たちの無念は察するにあまりがある。
今回の中国コロナ・ウィルスのおそろしさは、「サーズ」と違って私たちの文化に回復できないほどの傷を与えることにある。