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 「21世紀政策研究所」のリポート。

 このリポートで指摘されている「もっとも楽観的なシナリオ」ですら、(1)の――日本が、ほかの先進国なみの生産性を維持するのは、2030年あたりまで。その後の31年から40年では、平均で、0・17パーセントのマイナス成長とされている。
 いいかえれば、日本の不況は「失なわれた20年」どころか、「失なわれた半世紀」ということになる。いや、それどころではない。
 東日本大震災という未曾有の天翻地覆すら「国難」と見なかった。その私が、2050年の日本のGDP、2兆9720億ドルの衰微という予測をこそ「国難」と見る。

 すなわち、「もっとも悲観的なシナリオ」では、41年から50年では、1・32パーセントのマイナス成長になるという。
 もし、こうなったら、日本の国内総生産(GDP)は、中国、アメリカの1/8という状態になる。

 輸出において、もはや、手も足も出ないだろうし、国力の疲弊は、おそろしい社会不安を惹き起す。もし、そうなったら、あらゆる分野で停滞がはじまり、それは雪崩のように、21世紀後半に引き継がれるだろう。
 日本全体が想像を絶するおそろしい事態に直面する。

 例の蓮ボウなどという牝鶏(ひんけい)は――日本は一流国家でなくていい、二流の国家でいいではないか、とヌカスかも知れない。しかし、国家の衰微は、国民の生きる力、創造力さえも枯渇させるものなのだ。どこかのバカ、はっきりいえば、蓮ボウのような愚かな女のいいぐさは、少しでも歴史を知っている人なら口が裂けてもいえないだろう。