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「ロリ・マドンナ戦争」は、いわゆるB級映画。きっと誰も知らないだろう。
ストーリーもよくおぼえていないのだが、若い娘が南部の片田舎にやってきて、牧場主(ロバート・ライアン)の一家と、隣の地主(ロッド・スタイガー)一家の対立にまき込まれる。復讐(フュード)テーマだが、意外にいい映画で、当時、どろ沼化していたベトナム戦争に対する批判がこめられていた。
主演女優はシーズンズ・フューブリー。モデル出身で、この映画で新鮮な魅力をふりまいていた。しかし、映画女優としては成功しなかったらしい。
ずっとあとになって、カート・ラッセルの近未来SFに端役で出ていた。私は胸を衝かれた。期待していたほど伸びなかった才能を見ると、とても悲しい。