1858

コロナ・ウイルスの日々。「世に飽きし無聊のため」ではなく、暇にあかせて、読み散らした詩の一節。

   獨往 路難盡   どくおう みち 尽きがたく
窮陰 人易傷   きゅういん 人は いたみやすし

唐の詩人、崔 署(さいしょ)詩の一節。この人については、何も知らない。しかし、この思いはいまや切実なものとして、私たちに迫ってくる。

無謀を承知で訳してみた。

     さすらいの 一人旅
冬の終わりは ひたにしみる凍て

やっぱり、私には訳せない。

さて、暇つぶしならポップスの歌詞でも訳してみようか。キャサリン・マクフィーの歌をききながら、そんなことを考えた。キャサリンのために、コール・ポーターや、サミー・カーンぐらいなら訳せるかも知れない。