コロナ・ウイルスの日々。4月から5月いっぱい、ただもう無聊にすごした。
なんとなく、キ-ツの一節を思い出しながら。
そして小さな街よ きみの街並みは 永遠に
沈黙をつづけて……
毎日、無数の人が感染して、その感染がひろがりつづける。(7月23日、世界の感染者数は、ついに1500万人に達した。 後記)
この感染者数の何%かの人が、ただの無意味な数字になって計上される。こういう死者たちは、自分の人生をできるだけ早く終わらせたいという思いから、数字の1つにむかって必死に走りつづけたのか。
2020年5月15日(金)晴。友人、野木 京子が、「現代詩手帖」5月号と、同人誌、「八景」を送ってくれた。
野木 京子は、「現代詩手帖」で1年間、投稿の選者をつとめて、この5月号で、「現代詩手帖賞」の選考をおえたという。
昨年の五月から、今月中旬まで、一年間、「現代詩手帖」の新人投稿欄の選者の仕事をしていました。
若い人たちの運命を左右する役目でもあり、私には荷が重くて、緊張していた一年間でした。同封させていただいた、今月の五月号で、最後の役目になる、現代詩手帖賞を、ぶじに決定することができ、役目を終える事が出来て、私はとてもほっとしております。先生はあまりご興味ないかと思うのですが、一年間私ががんばった記念(?)のつもりでお送りしました。
野木 京子が、私のブログ再開をよろこんでくれている。
ありがとう、京子さん。
私は、現代詩をほとんど知らない。しかし、野木 京子さんのおかげで、「詩について」とりとめもなく考えはじめた。