1499 2013年7月4日2020年10月7日 zion モンテルランがこんなことを書いていた。 一人の芸術家が、冷静に、自分の知能と、魂と、創作力の発揮を、感覚が衰えて いる老後の時期に賭ける。この事実には、ある種の偉大さがある。 だが、すぐにつづけてこうも言っている。 少なくとも、自分の天性によほど深い自信がないかぎり、ここまで長いあいだ、 眠らせておいた才能が、完全な姿で戻ってくるとは思えないはずだ。 アハハ。 老いぼれ作家が、いまさら人生に問いかけたところで、期待通りの返事が返ってくるわけがない。