(つづき)
21世紀のアメリカの文化、社会、ひいては、いつも自分の魅力を増大することに、みずからのプレステージ、価値を見いだそうとするアメリカの精神状況を知るために読まれてもいいと思う。
サリー・ホッグズヘッド著、「魅きよせるブランドをつくる7つの条件」は、マーケティンクがThema のビジネス書だが、じつにさまざまな事例をあげているので、興味深い読みものになっている。
フェティシズムとは、特定の活動や、物に対する過剰な、あるいは異常な愛着を意味する。その対象には、乳房、口紅、女性のお下げのヘアー、絹のシーツ、のぞき見、そうした性的な傾向から、車のエンジン音まであるそうな。
ところで、私は、女性の乳房、口紅、お下げのヘアー、絹のシーツ、女に関するすべてのものが好きである。おまけに、作家といっても、ろくな作家ではないので、ヴォワイユーリズムにも大きな関心をもっている。してみると、私は どうやら心情のフェティシストかも。(笑)話題をかえないとヤバイね。(笑)
そこで、進化生物学の学者によると――
シンメトリー(左右対称性)は美を意味する。「ひじの骨の位置が左右対称というだけで、その男性はより魅力的であり、ベッドでセックスを楽しむ機会もより多く、より美しい女性とつきあうことができるとのこと。」
もっと若い頃に教えてほしかったなあ。(笑)