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 2012年版「子ども・若者白書」の原案なるものを読んで、これまた、暗澹たる思いがあった。

 今の若い人たちは、自分の将来にどのようなイメージをもっているのか。調査は、インターネットを通じて、全国の15歳から29歳までの男女、3000人を対象におこなわれた。(実施期間は、2011年12月から今年3月にかけて。)

 大多数が――仕事、働くことに関して、不安と答えている。

    十分な収入がえられるか(という不安は) 82.9%
    老後の年金はどうなるか         81.5%
    きちんと仕事ができるか         80.6%
    就職できるのか、仕事を続けられるのか  79.6%

 こういう数字を見ていると、私のような後期高齢者は、ギョッとする。今の若い人たちは、お先マッツァオだなあ。「お先マッツァオ」は、造語。「お先まっくら」の少しだけ手前。
 なぜ、こんなことを記録しておくのか。遠い将来、誰かが、これを読んで、ニヤリとするかも知れないから。