ふと気になったこと。
テレビで、桐生の絹織りもの、銘仙の職人の仕事を見た。(2012.1.12.午後6時、「挑戦! 2012」という番組だった。)
この番組で、女のアナウンサーが、「銘仙」という言葉を、「メイ・セン」と発音した。聞きなれない発音で、英語の May と Cent を合わせたような発音で、ドイツの陶器の「マイセン」を連想した。
つづいて、男のアナウンサーが、やはり「メイ・セン」と発音した。
私は、こういう発音ははじめて聞いた。私はメーセンと発音する。
ねんのため、家人にも聞いてみると、やはり、メーセンと発音していた。
この番組に出た新井 淳一という桐生の絹織りものの専門家も、はっきりメーセンと発音していた。
日本語はむずかしい。
翌日の同じ番組で、アナウンサーが、「昨日の放送で、銘仙の発音に誤りがありましたので、訂正いたします」
とだけ弁明した。
恥ずかしそうな顔もしていなかった。