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二月、大学、大学院卒業予定者の就活(就職活動)がいよいよ最後の追い込みに入っている。
今年の就活は、昨年のシーズンよりも、2カ月遅れているため、いわば短期決戦になっているという。

なにしろ、ものごころついていらい、好況期を知らずに育った世代だけに、就職の希望も人気企業に集中している。

ある就職情報誌の、就職先の「人気企業」のランキングを見た。
男女別、文系、理系にわけてある。
まず、文系男子、理系男子から――

1 三菱商事        昨年度(1位)
2 住友商事           (3位)
3 三井物産           (6位)
4 三菱東京UFJ銀行      (2位)
5 伊藤忠商事         (15位)

1 東芝          昨年度(1位)
2 日立製作所          (4位)
3 三菱商事           (3位)
4 ソニー            (2位)
5 住友商事           (5位)

つづいて、文系女子、理系女子は――

1 東京海上日動火災保健  昨年度(2位)
2 三菱東京UFJ銀行      (1位)
3 JTBグループ        (14位)
4 みずほフィナンシュルグループ (3位)
5 三井住友銀行         (16位)

1 明治グループ      昨年度(1位)
2 ロッテ            (2位)
3 資生堂            (4位)
4 森永製菓           (12位)
5 日清製粉グループ       (・・)

この調査は、昨年11月から今年の1月下旬にかけて、全国の国公立、私立の学生、7O48人から回答を得たという。(「読売」2012.2,1)
こんなリストからも、じつにいろいろな状況が読める。
一部のジャーナリズムが「女子大生亡国論」といったテーマで、ふざけまわっていた時代もあったっけ。
そういえば、思い出したことがある。
(つづく)