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さすがに冬である。すっかり寒くなってきた。
映画のことでも書こうか。

じつは、文学の世界で「現代作家 現在活躍している作家の作品」を、ほとんど読んでいない。好きな作家は多い。私の好きな作家は、山口 路子、多和田 葉子、角田 光代、西 加奈子、千野 帽子たち。

翻訳家には――現在活躍している翻訳家には好きな訳者がいる。

岸本 佐知子、田栗 美奈子、堤 理華、大友 加奈子、谷 泰子、田村 美佐子、高橋 まり子、圷 香織など。あげたらきりがない。

最近に、公開された映画をほとんど見ていない。
少し前までは、好きな時間にふらりと映画館に入って、途中から見て、次の回をアタマから見直して、自分が見たところまで見て、映画館を出る。そんなこともできたのだが、最近の映画館は、入場の時間がきめられていて、好きなときに勝手に映画館に入ることもできない。
そもそも、こんなシステムがおもしろくない。だから、映画館に足を向けない。
今年度、アカデミー賞に選ばれる作品は何だろう?
そんなことも気にならない。勝手にしやがれ。

ところで――アメリカ映画が、年間をつうじてベスト・テンを選ぶようになったのはいつ頃からだろう? そんなことを考える。エフレム・カッツの「映画事典」を調べればすぐにわかるのだが。めんどうだから調べない。
寒いので、書庫に行くのがおっくうなのだ。