ときどき、誰かのことばを読む。たいしたことばでなくても、読んだときに、何かしら考える。たいていはそのまま忘れてしまうけれど。
本当のエレガンスというものは、あくまで内面のものです。もし、それが身につけば、あとはそこからつづくのです。
ダイアナ・ヴリーランド。どういう女性なのか知らない。
いいことばだよね。しかし、よくよく考えると、少しわからなくなってくる。「本当のエレガンスというものは、あくまで内面のものです」といわれても、内面からにじみ出てくるエレガンスなんて、なかなか見えるものではない。まして、かんたんに身につくものでもないだろう。
文学上の鍛練(ディシプリン)とおなじで、あくまで内面のものだが、それが身につくまでがたいへんで、鍛練したあとはそこから書けるといわれても得心できない。
優しさはハートの優雅さです。スタイルがマインドの優雅さであるように……
これはメイ・サートンのことば。
これもいいことばだが、ほんとうは意味がよくわからない。なんとなくわかるような気はするのだが。こっちの頭がわるいせいだろう。(笑)