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 (つづき)
 ある雑誌で、大槻ケンジがファンキー末吉と対談している。(「週刊アスキー」’09.2.24号)私は、作家としての大槻 ケンジに敬意をもっている。
 ところが、ふたりの話は病気のことばかり。
 大槻 ケンジは、ライブに出演したとき、ヒザの調子が悪くて楽屋でひっくり返っていたという。ファンキー末吉は、病院で診察を受けたが、ある有名な病気……というか、バイ菌がみつかった。

  大槻  え、菌!?
  ファンキー  ピロリ菌が! 「この世の中にピロリ菌をもってる人なんているんだ!」と思ったら、実は大人の3分の2はもってたりするんだって。
  大槻  へえー! もともとなにか、ピロリ菌が原因の不調があったんですか? 
  ファンキー  うーん、飲みすぎると胃が痛いなとか。(後略)

 ふたりは楽しそうに病気談義を続けているが、最後の部分で、

  大槻  こないだムッシュかまやつさんや、マチャアキさんがトークしている番組を見たんだけど、70代になると、また違いますよね。なにかを超越してるというか、霊界の話みたいになってました。
  ファンキー  ハハハ!
  大槻  雲の上の会話のよう。
  ファンキー  50でだれそれが死んだっていう話になるんなら、60、70ではまたいろいろあるんでしょうね。もう、死とか病気とかを超えているんだね。

 これには笑ったね。

 40代になった大槻 ケンジが、ファンキー末吉といっしょになって楽しそうに病気の話をしている。
 大槻 ケンジでさえこうなのだから、もっとご高齢のデーモン小暮閣下なんかも、病気の話をしてくれるといいのに。
 病気の話もヤッパおもしろくなきゃ。

 私も「死とか病気とかを超えているんだ」よなあ、きっと。(笑)