スクールガール・クラッシュ。
女の子が学校の先生に抱く愛情。映画女優が共演した相手に惹かれるときも、このことばが使われる。
Was it true about ”Elizabeth’s school-girl crushes on her co-stars?”というふうに。
エリザベス・テーラーが共演者にいつもお熱、といのはほんとうだろうか。
「ジャイアンツ」を撮影中に、ロック・ハドソンと「親密」になって、たちまち噂になった。当時、エリザベスと結婚していたマイケル・ワイルディングは、ロケ地のテキサスに飛んだ。このとき同行したのは、ロック・ハドソンの婚約者、フィリス・ケーツだったとか。
この映画に出たジェームズ・ディーンが、突然、亡くなる。リズはこの知らせに打ちのめされた。ジェームズ・ディーンの葬儀に、リズは蘭の花を送った。ただひとこと、「ラヴ・エターナル」ということばを添えて。
モンゴメリ・クリフトが、自動車事故で重傷を追ったとき、リズは必死に車の残骸からクリフトのからだを引きずり出して、それから1時間、クリフトの頭を膝にのせて救急車を待っていた。
やがて、エリザベスはマイケル・ワイルディングと離婚する。
エリザベス・テーラーが「ジャイアンツ」を撮影中、マイケルはジョーン・コリンズと親しくなっていた。あるレストランで、リズと口論しているところが目撃されている。
つづいて、マイケルはアニタ・エクバークと親しくなった。
エリザベス・テーラーと破局が迫ってきた時期には、マルレーネ・デイートリヒ相手の浮気がとり沙汰された。さらに、スウェーデンで映画に共演したアン・シェリダンと、親密になる。
この映画の題がいい。「失恋」だった。
舞台でも世間でも「やわな愛」を見せられることが多くても、いっこうにかまわない、と私が考えるようになったとしても責められるべきだろうか。(笑)