いささか旧聞に属するが――2年前(’06年11月)、日本性教育協会の調査が発表された。
1974年から、6年ごとに「青少年性行動調査」を行っているが、’06年の調査は第六回。
12都道府県の、1万1千名の中高生、大学生を対象に、調査した。その結果、性交を体験している男子大学生は、63パーセント。6年前の調査と変わらない。
性交を体験している女子大生は、62パーセント。前回の調査より11パーセント上昇している。
高校生で、性交を体験している男子は、27パーセント。女子は、30パーセント。6年前の調査より6パーセント上昇している。
性交を体験している高校生の比率の上昇は、90年代から見られ、1993年には、男子は、14パーセント。1999年には、27パーセント。
1993年の女子では16パーセントだったのが、1999年には、24パーセント。
これがキスになると、大学生では70パーセント以上。高校生では50パーセント前後。中学生では、20パーセント以下。
私がこんなことを記録しておくのは・・・中高生、大学生の「ゆとり教育」の時代と、性行動の変化になんらか相関関係があるかも知れないと見るからである。
中高生、大学生が本を読まなくなったこと、古典リテラシーの低下も、性行動の変化に関係があるかも知れない、などとしたり顔をしているけれど。(笑)
ほんとうのことをいえば、今の中高生、大学生が羨ましいからだろう。(笑)