今でもマリリン・モンロ-がお好きなのですか。
ええ、好きですよ。
マリリン・モンロ-以外の女優はお好きではないのですか。
とんでもない。私は、たくさんの女優が好きです。
たとえば?
こういう質問にどう答えればいいのだろう?
映画を見ると、いつも女優に関心をもってきた。しかし、私の場合、まだあまり知られていない女優のほうが、スタ-女優よりも好きになるのだった。
その意味で、「臥虎伏龍」や「八面埋伏」よりも「初恋のきた道」の章 子怡のほうが好きなのだ。「ドア-ズ」のメグ・ライアンは、スタ-になってからのメグよりもいい。 たとえば、グロリア・デ・ヘヴン。(「ゴッド・ファ-ザ-」第一部で、アル・パチ-ノがはじめてラス・ヴェガスに行く。その背景のシ-ンに、グロリア・デ・ヘヴンのショ-の大きな看板が出ていた。私は、グロリア・デ・ヘヴンが映画では見られなくなったグロリア・デ・ヘヴンがショ-・ヒズネスで成功したことを知ってうれしかった。彼女の「アウト・オヴ・ブレス」は、私にとっては忘れられない一曲。
たとえば、「五番街の出来事」のゲイル・スト-ム。もう少しいい女優になるかと期待したリンダ・パ-ル。名前も忘れてしまったが、「赤い家」でエドワ-ド・G・ロビンソンを相手に、一作だけで消えてしまった美少女。
ずっと成熟した女性をあげれば、最近ではスペインのビクトリア・アブリル。アルモドバルの映画に出ているが、「彼女の彼は、彼女」では完璧なフランス語を話している。
(つづく)